香港の混沌

 

 

 

 


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すっかり最近は,出張の時にしかまとまった写真を撮影していない.本当はもっと「心の旅」をしたいと思いつつ,日常に飲まれてる.でも仕事で時折,異文化の中に身を置く機会があるのは本当にありがたい.

今回も学会発表で香港へ出張した.あまり好きではない機内の拘束もこれぐらいの時間ならなんともないし,現地は日本と同様のコンビニがあったり,地下鉄等の公共交通機関が発達していることもあって,不便はない.歴史的経緯もあって英語表記も充実しているし,漢字からも意味が取れるし,そもそもコンビニに並んでいる菓子類だって日本製も多く,あまり海外に来たという実感はしないかもしれない.現地の方が書いたであろう日本語表記はおかしなものが多いけど.

治安に不安がないのも良い.やはり白人の地域とは異なり,我々と同じような背丈の人間が住んでいるところはどことなく安心だ.いざというときにもなんとかなりそうという気がするからか?・・そう考えていると,相対的に男性よりも小柄な女性は普段の生活の中のちょっとしたことでも不安や恐怖が大きいのだろうな,とか想像したりした.まあ,農耕民族ならではのオーラがあるのかもしれないけど.オッサンがこちらを向いている写真なども西洋地域で同じシチュエーションだとちょっと怖かったかもしれない.

香港は,特に今回は都市部しか出歩いていないこともあるけれど,町並みは美しいとは言い難い.歩道は狭い上に統一的に整備されておらず,またビルの1階の商店はそれなりに改装されていても上階部分がボロいのが多い.張り出した看板も,いったい何の意味があるのか.もしかしたら内装はそれなりにやり直しているのかもしれないけど,もうちょっと景観や歩行者にも配慮して欲しい・・もっと言えばちゃんとした都市計画があってしかるべきだと思った.まあ,これがいかにも香港,なのだろうけど.ちなみに,山からの夜景はさすがに綺麗だった.

どうも,こういう混沌としたところには,現地ならではの合理主義があるのかもしれない.言ってみればケチくさい商売人気質というか,・・海外製の三流電化製品とか質の悪いコピー商品と相通じるものがある.やはり同じ農耕民族でも緻密で潔癖な?日本人とは違うのだなと実感した.

Nikon Mini (Nikon AF600QD), Nikon Lens 28mm F3.5
Fujifilm Neopan ACROS,シュテックラー改処方(中川式)

(upload : Dec., 2006.)