代掻き

 

 

 

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6月になると田んぼに水を張って平らに均す,田植えの準備作業である代掻きが行われる.雨が増え,どんどん暑くなるこの季節を少し涼しげにしてくれる風景である.さらに稲が植えられ,緑の葉が一斉に風に揺られている風景になると目にも耳にも優しく,家の裏の田んぼが減反などで今年は休耕・・となると残念に思ったものだ.代掻きは耕うん機で行われるが,掘り返されることでカエルなどが慌てて出てくるのか,エサが得やすいようで,耕うん機の周りにサギが集まってくることがある.僕が大きいカメラを持ってウロウロしていると,超望遠でも十分大きく撮影できない距離なのにすぐ逃げてしまうくせに,耕うん機は味方だと思っているのか,すぐそばを通っても逃げたりせず,耕したばかりのところでエサを物色していたりする.結構賢いなあと感心する.

今日は6月6日.6が続くということで,ツイッター界隈ではブロニカ祭とか,中判写真週間だとかのイベントが開催されている.そこで僕も,少し気合を入れないと持ち出せないカメラを使おうと,ブロニカS2にニッコール600mmF5.6,さらにVivitarの2倍テレコンバータを装着して合成1200mmにして撮影した.F値は開放でもF11なので,すべて開放で撮影.なかなか,田舎の警戒心の強いサギを大きく撮影することは難しいが,代掻きの風景としては面白い写真もいくつか撮ることが出来た.開放では真っ白のシラサギの周りに少しやわらかいハロが出るが,機材構成からはちょっと想像できないぐらい,結構,繊細な描写である.

 

Zenza Bronica S2, Nikkor-P Auto 600mm F5.6, Vivitar 2x Teleconverter
Fujifilm Neopan ACROS,シュテックラー改処方(中川式)

(upload : Jun., 2015.)