オートアップ
RFカメラの最短撮影距離を補う「オートアップ」
その対応機種は膨大で、到底個人では追い切れません。
普及品珍品取り混ぜて、個人が所有している個体をここで積み重ね、わずかでも全貌に迫ろうという提案を致します。
基本的にはプレザント社製の「Auto-Up」を対象にしますが、同様の構造をもつ他社製品もその発展の参考になると考えますので、例えばLeitzのnooky、ZeissのContatest、VoigdlanderのProximeterなども紹介頂いてもよいのではないでしょうか。
れんずまにあ 2016/05/20(Fri) 18:04 No.229
コニカ パールIV専用オートアップ
日浦様がパールの項でご紹介のオートアップ。
パールは従来型とIV型でベッドを開く方向が変更され、従来型用のオートアップでは取付時に干渉します。
日浦様はフィルターを間に挟むことで問題をクリアされました。
専用品も存在します。クランプスクリューヘッドがベッドと反対側に設置され干渉しなくなりました。
No1はフィルターリングが黒く,1mから50cmまで
No2はフィルターリング銀で,60cmから43cmまで対応します。
パールは従来型とIV型でベッドを開く方向が変更され、従来型用のオートアップでは取付時に干渉します。
日浦様はフィルターを間に挟むことで問題をクリアされました。
専用品も存在します。クランプスクリューヘッドがベッドと反対側に設置され干渉しなくなりました。
No1はフィルターリングが黒く,1mから50cmまで
No2はフィルターリング銀で,60cmから43cmまで対応します。
れんずまにあ 2016/05/20(Fri) 18:14 No.230
コンテッサ用
オートアップは一般的にクローズアップレンズとRF用プリズムがアームで一体化されワンタッチで取り付けられるようになっています。
しかし前玉回転フォーカシングではプリズムも一緒に回転してしまい、焦点合わせ不可能です。
コンテッサ用はセパレート型で、折りたたまれたアームを伸ばしてスクリューで固定したプリズムをアクセサリーシューに前から装着、別パーツのクローズアップレンズをレンズ前に取り付ける構造です。
そのため、往々にしてクローズアップレンズが紛失され、プリズムだけがジャンクで出てくることになります。
どうも完品の写真を見ると、なくさないようコードで繋がっているように見えるのですが...
他方コンテッサには専用クローズアップシステムであるContameterが存在し、50cm、30cm、20cmのクローズアップレンズ「PROXER」があります。
またコンタフレックス用Proxerも装着可能で、これは1m,50cm,30cm,20cmがあります。
レンズ欠品のオートアップを見付けても、Auto-Up1には1m、2には50cmのプロクサーを組み合わせることで容易にシステムを再構築できると考えました。
コンテッサ用のオートアップ1と2の違いは、
対応撮影距離が,1は100-56cm、2は50-33cm
焦点距離によるプリズムの度が違うため1より2の方が分厚くなっていること、
1のほうがプリズムの窓が大きく、窓の端にパララックス補正指標と思われる三角の指示板が出ています。(写真左の端の方)
2は窓が上下に狭く、パララックス補正指標はありません。
コンテッサのファインダーはブライトフレームやパラ補正指標がないので、オートアップ側で対処しているのでしょう。
しかし前玉回転フォーカシングではプリズムも一緒に回転してしまい、焦点合わせ不可能です。
コンテッサ用はセパレート型で、折りたたまれたアームを伸ばしてスクリューで固定したプリズムをアクセサリーシューに前から装着、別パーツのクローズアップレンズをレンズ前に取り付ける構造です。
そのため、往々にしてクローズアップレンズが紛失され、プリズムだけがジャンクで出てくることになります。
どうも完品の写真を見ると、なくさないようコードで繋がっているように見えるのですが...
他方コンテッサには専用クローズアップシステムであるContameterが存在し、50cm、30cm、20cmのクローズアップレンズ「PROXER」があります。
またコンタフレックス用Proxerも装着可能で、これは1m,50cm,30cm,20cmがあります。
レンズ欠品のオートアップを見付けても、Auto-Up1には1m、2には50cmのプロクサーを組み合わせることで容易にシステムを再構築できると考えました。
コンテッサ用のオートアップ1と2の違いは、
対応撮影距離が,1は100-56cm、2は50-33cm
焦点距離によるプリズムの度が違うため1より2の方が分厚くなっていること、
1のほうがプリズムの窓が大きく、窓の端にパララックス補正指標と思われる三角の指示板が出ています。(写真左の端の方)
2は窓が上下に狭く、パララックス補正指標はありません。
コンテッサのファインダーはブライトフレームやパラ補正指標がないので、オートアップ側で対処しているのでしょう。
れんずまにあ 2016/05/20(Fri) 18:44 No.231
ニコンS2用オートアップ
ニコンSシリーズ用のオートアップも、レンズとファインダーアタッチメントが別構成になっています。
これはニコンSシリーズの標準レンズが回転繰り出しだからです。
アタッチメントはアクセサリーシューに装着し、畳まれたプリズムを正位置にネジで固定します。
私はS2を持っていないのでS3で代用しました。両者のファインダー/RF窓位置関係は同じはずです。
しかしファインダー視野下部が少しけられることになりました。これはS2ではちゃんとカバーしているのか、S3と同じ事になるのか不明。
距離計は合います。
これはニコンSシリーズの標準レンズが回転繰り出しだからです。
アタッチメントはアクセサリーシューに装着し、畳まれたプリズムを正位置にネジで固定します。
私はS2を持っていないのでS3で代用しました。両者のファインダー/RF窓位置関係は同じはずです。
しかしファインダー視野下部が少しけられることになりました。これはS2ではちゃんとカバーしているのか、S3と同じ事になるのか不明。
距離計は合います。
れんずまにあ 2016/07/09(Sat) 20:26 No.300
Re: ニコンS2用オートアップ
購入したものはNo1(1m-50cm)、ニッコール5cmf1.4用で、クローズアップレンズは43mm径ねじ込みです。
被せ型よりも光軸は合わせやすいのではないでしょうか。
さて精度ですが、1mと最短でテストしてみました。お恥ずかしいですが画像全体を見せるため散らかった周囲もお見せしています。
上はボディ無限遠、距離1m、下はボディ最短、距離およそ50cmで、チャートの中心、黒白の雲形図形に距離計を合わせています。
1mでは、ニッコールS・C5cmf1.4開放はあまりにボケボケで明瞭な焦点位置が判別不可能なのでf2.8に絞っています。中心に合焦していると思います。
50cmでは明瞭に開放f1.4から中心に合焦しているのがわかります。絞るとどんどんクリアになりますが焦点移動は感じられません。
実用的には充分な精度ではないかと考えます。
被せ型よりも光軸は合わせやすいのではないでしょうか。
さて精度ですが、1mと最短でテストしてみました。お恥ずかしいですが画像全体を見せるため散らかった周囲もお見せしています。
上はボディ無限遠、距離1m、下はボディ最短、距離およそ50cmで、チャートの中心、黒白の雲形図形に距離計を合わせています。
1mでは、ニッコールS・C5cmf1.4開放はあまりにボケボケで明瞭な焦点位置が判別不可能なのでf2.8に絞っています。中心に合焦していると思います。
50cmでは明瞭に開放f1.4から中心に合焦しているのがわかります。絞るとどんどんクリアになりますが焦点移動は感じられません。
実用的には充分な精度ではないかと考えます。
れんずまにあ 2016/07/09(Sat) 20:34 No.301
Re2: ニコンS2用オートアップ
ところで、私は5cmf2も持っていて、開放付近のシャープネスはf1.4よりf2のほうが上だし、近接性能もf2の方が優れていると思っていますので、これをf2でも使おうと考えました。
ただしf2はフィルター径40.5mmです。
43-40.5ステップアップリングという手もありますが、手元にあったφ40.5のクローズアップNo1(ケンコー)を試してみました。
見事に外れました。50cmだけお示ししますが1mでも1-2cm後ピンで外れています。
やはり純正の組み合わせのほうが良いのでしょうか。皆様も非純正の組み合わせではまずテストをお勧めします。
ただしf2はフィルター径40.5mmです。
43-40.5ステップアップリングという手もありますが、手元にあったφ40.5のクローズアップNo1(ケンコー)を試してみました。
見事に外れました。50cmだけお示ししますが1mでも1-2cm後ピンで外れています。
やはり純正の組み合わせのほうが良いのでしょうか。皆様も非純正の組み合わせではまずテストをお勧めします。
れんずまにあ 2016/07/09(Sat) 20:39 No.302
Re: コンテッサ用
元々のテッサー45mmf2.8の性能が非常に高く、少し小絞りにしていますが大変尖鋭度が高い画像が得られました。
オートアップ純正レンズが欠品で、No2にはツァイスイコンのコンタフレックス用0.5を流用しています。
中央部に毛虫が居ます。肉眼では見落としていました。ツノマタタケとよく似た色合いですが菌を食べるのか偶然居合わせただけなのかわかりません。
白いカワラタケと黄色いツノマタタケ
Contessa 35, Tessar 2,8/45mm, f11, 1/250, Auto-up No2, Proxer0.5, Iso100nega
オートアップ純正レンズが欠品で、No2にはツァイスイコンのコンタフレックス用0.5を流用しています。
中央部に毛虫が居ます。肉眼では見落としていました。ツノマタタケとよく似た色合いですが菌を食べるのか偶然居合わせただけなのかわかりません。
白いカワラタケと黄色いツノマタタケ
Contessa 35, Tessar 2,8/45mm, f11, 1/250, Auto-up No2, Proxer0.5, Iso100nega
れんずまにあ 2016/07/18(Mon) 23:53 No.303
キヤノンRF後期用オートアップ
キヤノンは社名を入れたオートアップを多数供給しています。
社外品(プレザント)OEMなのか、キヤノン製なのか、どうなんでしょうね。
これはV, VI, L, P, 7などの後期型用、本体のファインダーが大きくなったのでそれをカバーするレンズも大きくなっています。
レンズも後期の寸胴タイプ48mm径のキヤノン50mmf1.4用です。
左900、右450。焦点距離が名称になっていて、マスターレンズ無限の時フィルム面から上記のミリ数距離に焦点が合います。
(訂正:キヤノンのクローズアップレンズは、フィルム面ではなくレンズ先端からの距離を表示していました。)
900はマスターレンズ最短1mを丁度カバーし、マスターレンズ1mで約50cm程度まで接近でき、日常使用には十分です。
450はマスター1mで20cm近くまで寄れ、RF機には分不相応な拡大になりますが、VIでは距離計の光路が最短で蹴られてしまうようで、若干非実用的という印象です。
(追記:以下ナースマン様からこれはキヤノン7用であるとご指摘を受けました。確かに7なら50/1.4+450最短でも距離計像はけられません)
手軽にRF機でも近くの撮影が可能になるのは面白いですが、SLRが主流になりつつある時期にどのくらい売れたのかなあ..
他にも巨大な50mmf1.2用、一般的な50mmf1.8用、35mmf1.8用を見かけます。
追記)35mmf1.5は専用品ではなく、この900と450を共用します。
社外品(プレザント)OEMなのか、キヤノン製なのか、どうなんでしょうね。
これはV, VI, L, P, 7などの後期型用、本体のファインダーが大きくなったのでそれをカバーするレンズも大きくなっています。
レンズも後期の寸胴タイプ48mm径のキヤノン50mmf1.4用です。
左900、右450。焦点距離が名称になっていて、マスターレンズ無限の時フィルム面から上記のミリ数距離に焦点が合います。
(訂正:キヤノンのクローズアップレンズは、フィルム面ではなくレンズ先端からの距離を表示していました。)
900はマスターレンズ最短1mを丁度カバーし、マスターレンズ1mで約50cm程度まで接近でき、日常使用には十分です。
450はマスター1mで20cm近くまで寄れ、RF機には分不相応な拡大になりますが、VIでは距離計の光路が最短で蹴られてしまうようで、若干非実用的という印象です。
(追記:以下ナースマン様からこれはキヤノン7用であるとご指摘を受けました。確かに7なら50/1.4+450最短でも距離計像はけられません)
手軽にRF機でも近くの撮影が可能になるのは面白いですが、SLRが主流になりつつある時期にどのくらい売れたのかなあ..
他にも巨大な50mmf1.2用、一般的な50mmf1.8用、35mmf1.8用を見かけます。
追記)35mmf1.5は専用品ではなく、この900と450を共用します。
れんずまにあ 2017/02/02(Thu) 22:47 No.680
Re: オートアップ
資料を引っ張り出して、7が現役当時のオプションカタログを探しました(P、Y以後の物ですが)
56年のオートアップVに、35mmF1,8の物は有ります。35mmF1,5は58年発売。これ以降の物ですね。
7時代のオートアップはそれまでの物とは別物ですね。
レンズの外径が、42,50,57mmの物があるようです。
ねじ込み固定なので、汎用できるとの記載がある。
但し、あくまでも7用のオートアップ。Yでは、ファインダー位置が合わないかも?
56年のオートアップVに、35mmF1,8の物は有ります。35mmF1,5は58年発売。これ以降の物ですね。
7時代のオートアップはそれまでの物とは別物ですね。
レンズの外径が、42,50,57mmの物があるようです。
ねじ込み固定なので、汎用できるとの記載がある。
但し、あくまでも7用のオートアップ。Yでは、ファインダー位置が合わないかも?
ナースマン 2017/02/03(Fri) 19:02 No.682
Re: オートアップ
ナースマン様、貴重な資料をひもといていただきありがとうございます。
流石にその時代のカタログは見たことがない。これは多分50径のもの。
7用なのですね。では一度450を7に付けてみましょう。
流石にその時代のカタログは見たことがない。これは多分50径のもの。
7用なのですね。では一度450を7に付けてみましょう。
れんずまにあ 2017/02/03(Fri) 22:59 No.683
Re: オートアップ
カタログによると、撮影範囲は450は39〜52cm。900は55〜100cmと成ってます。
もとは、インチ規格(22〜40in)なものを、cm表示しているようです。
もとは、インチ規格(22〜40in)なものを、cm表示しているようです。
ナースマン 2017/02/04(Sat) 07:46 No.687
Re: キヤノン7で450使用
たびたびありがとうございます。上記記事に訂正を入れさせて頂きました。
なるほど900、450ともに前モデルの1型II型と焦点距離は変わらないわけですね。
すると名称はフィルム面からの距離ではなくレンズ先端からの距離と考えた方が良いかもしれません。
(80年の雑誌でキヤノンクローズアップレンズ240と450(一眼レフ用)はレンズ先端から被写体までの距離を表すと記載されていますので、おそらくオートアップの頃からそういう表記になったのでしょう)
キヤノン7+50mmf1.4では450最短でも距離計二重像はきっちり見えました。
VIと窓の位置が違う差が出たようです。
35mmf1.5は、フィルター径48oと50mmf1.4と同じなのでそのまま900,450が装着できました。
7のブライトフレームがオートアップ枠で少し蹴られますが概ね実用可能です。
また35mmはVIでも距離計像が蹴られませんでした。
ちゃんと距離計が合うかどうかテスト中です。
(追記:50/1.4,35/1.5とも開放から非常に精度良く合焦していました。無限,3m,1mでテストして,最短では開放からf2.8で5mm程度ずれることもありますが手持ち撮影の誤差のようです。確実を期すならf8より絞れば確実でしょうが、開放付近で浅い深度を得ることも可能な精度でしょう。)
画像:キヤノンVI, 35mmf1.5、オートアップ450
なるほど900、450ともに前モデルの1型II型と焦点距離は変わらないわけですね。
すると名称はフィルム面からの距離ではなくレンズ先端からの距離と考えた方が良いかもしれません。
(80年の雑誌でキヤノンクローズアップレンズ240と450(一眼レフ用)はレンズ先端から被写体までの距離を表すと記載されていますので、おそらくオートアップの頃からそういう表記になったのでしょう)
キヤノン7+50mmf1.4では450最短でも距離計二重像はきっちり見えました。
VIと窓の位置が違う差が出たようです。
35mmf1.5は、フィルター径48oと50mmf1.4と同じなのでそのまま900,450が装着できました。
7のブライトフレームがオートアップ枠で少し蹴られますが概ね実用可能です。
また35mmはVIでも距離計像が蹴られませんでした。
ちゃんと距離計が合うかどうかテスト中です。
(追記:50/1.4,35/1.5とも開放から非常に精度良く合焦していました。無限,3m,1mでテストして,最短では開放からf2.8で5mm程度ずれることもありますが手持ち撮影の誤差のようです。確実を期すならf8より絞れば確実でしょうが、開放付近で浅い深度を得ることも可能な精度でしょう。)
画像:キヤノンVI, 35mmf1.5、オートアップ450
れんずまにあ 2017/02/05(Sun) 11:47 No.693
マミヤシックス用
マミヤシックス用オートアップは日浦様の本館で詳細にご紹介です。
拙宅にもありますのでちょっとだけ触れます。
オートマットIIにも適合し、大変手軽に接写が楽しめます。
開放でもこのとおり、高精度で信頼できます。
Mamiya6 automat II, Sekor 7.5cmf3.5 開放、1/30,Iso400ネガ(フジプロ400)
拙宅にもありますのでちょっとだけ触れます。
オートマットIIにも適合し、大変手軽に接写が楽しめます。
開放でもこのとおり、高精度で信頼できます。
Mamiya6 automat II, Sekor 7.5cmf3.5 開放、1/30,Iso400ネガ(フジプロ400)
れんずまにあ 2017/04/02(Sun) 00:15 No.761
コニカC35用
C35「じゃーに〜コニカ」シリーズの最短撮影距離はいずれも1m前後で、近接には純正オートアップが用意されました。
1mから50cmまでの距離で撮影できます。
こちらに示す49mmはC35FD用、他にC35用46mmがあります。
距離計連動カメラでないと、距離合わせはできません。
この後フラッシュ内蔵C35EF「ピッカリコニカ」は目測機なので、オートアップではなくテレスコピック三脚を内蔵しフラッシュデフューザーつきのクローズアップポッドが供給されました。
余談ですがC35FDはストロボのフットを差し込むとシュー内のピンが押されてフラッシュマチックになります。
距離に応じて絞りが変化し、フラッシュのGNとフィルム感度をセットすると適正露光されます。
C35FDのGN目盛は7から56まであり、プロ用ストロボでも対応するところがたいしたもの(ASA100でGN28のストロボならASA400でGN56になりますが)
多分GN30くらいにセットしておいてGN10くらいのストロボを焚けば、接写でもうまく調光するのではないかと思うのでテストしてみます。
1mから50cmまでの距離で撮影できます。
こちらに示す49mmはC35FD用、他にC35用46mmがあります。
距離計連動カメラでないと、距離合わせはできません。
この後フラッシュ内蔵C35EF「ピッカリコニカ」は目測機なので、オートアップではなくテレスコピック三脚を内蔵しフラッシュデフューザーつきのクローズアップポッドが供給されました。
余談ですがC35FDはストロボのフットを差し込むとシュー内のピンが押されてフラッシュマチックになります。
距離に応じて絞りが変化し、フラッシュのGNとフィルム感度をセットすると適正露光されます。
C35FDのGN目盛は7から56まであり、プロ用ストロボでも対応するところがたいしたもの(ASA100でGN28のストロボならASA400でGN56になりますが)
多分GN30くらいにセットしておいてGN10くらいのストロボを焚けば、接写でもうまく調光するのではないかと思うのでテストしてみます。
れんずまにあ 2018/01/11(Thu) 18:31 No.1138
ツァイス コンタテスト
Contatest
戦後コンタックスIIa、IIIa用の簡易接写装置。
1mから50cmまでをカバーする。
外バヨネットを利用して、距離計とファインダー窓の前に偏角プリズムを設置する。同時にレンズにプロクサーをネジ込む。
原理はオートアップと同じだが、専用機だけにスマート。
レンズを付けたままでも装着可能。
戦後コンタックスIIa、IIIa用の簡易接写装置。
1mから50cmまでをカバーする。
外バヨネットを利用して、距離計とファインダー窓の前に偏角プリズムを設置する。同時にレンズにプロクサーをネジ込む。
原理はオートアップと同じだが、専用機だけにスマート。
レンズを付けたままでも装着可能。
れんずまにあ 2020/01/23(Thu) 20:01 No.1647
アグファ プロキシメーター
アグファも自社製品に対応する「プロキシメーターI, II」を供給した。
原理はオートアップと同じである。
面白いのはI, IIを重ねて装着出来ることで、Iは1m-50cm,IIは50cm-33cm、I+IIで33-20cmまで接写出来る。
こちらはスーパージレッテに専用品を装着した。右に旧型のカラート用を置いた。
カラートの距離計・ファインダーはジレッテより横長なのでプロキシメーターのサイズも大きい。
スーパージレッテにはカラート用も装着出来る。その逆はできない。
原理はオートアップと同じである。
面白いのはI, IIを重ねて装着出来ることで、Iは1m-50cm,IIは50cm-33cm、I+IIで33-20cmまで接写出来る。
こちらはスーパージレッテに専用品を装着した。右に旧型のカラート用を置いた。
カラートの距離計・ファインダーはジレッテより横長なのでプロキシメーターのサイズも大きい。
スーパージレッテにはカラート用も装着出来る。その逆はできない。
れんずまにあ 2020/01/23(Thu) 20:12 No.1650
Contax IIIa用
れんずまにあ 2020/01/26(Sun) 21:33 No.1652
Re: オートアップ
コニカC35用オートアップはすでにれんずまにあ氏が報告されているように、C35FD用(フィルタ径49mm)とC35用(46mm径)があり、これはC35用のほうです。プレザントブランドでなくコニカから販売されていたのが、本体の刻印だけでなく、当時の箱や取説、レザー製ケースから伺えます。
そして、このオートアップはリコー500G/GS/GXに流用できるという報告を見かけたので、試してみました。うまく使用できます。レンズ前枠(内径、外径)が同じで、ファインダ・距離計の配置もほぼ同じためです。前から見ると、距離計窓はオートアップの補正レンズの下よりになりますが、蹴られず、問題なく使用できます。リコーエルニカFでも使用できます。
初期のオートアップとは異なり、クローズアップレンズ側にはコーティングが施されています。500G/GS/GXは露出計連動のフルマニュアルカメラとしても使用でき、写りも良好ですが、このアクセサリが使えることで、一気に一軍入りとなりました。
そして、このオートアップはリコー500G/GS/GXに流用できるという報告を見かけたので、試してみました。うまく使用できます。レンズ前枠(内径、外径)が同じで、ファインダ・距離計の配置もほぼ同じためです。前から見ると、距離計窓はオートアップの補正レンズの下よりになりますが、蹴られず、問題なく使用できます。リコーエルニカFでも使用できます。
初期のオートアップとは異なり、クローズアップレンズ側にはコーティングが施されています。500G/GS/GXは露出計連動のフルマニュアルカメラとしても使用でき、写りも良好ですが、このアクセサリが使えることで、一気に一軍入りとなりました。
日浦 2024/10/26(Sat) 21:25 No.2621