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投稿2707 | ■Re:2706 フラッシュ多灯撮影 狸おやじ 2021/9/20(月)09:48 返事 / 削除

れんずまにあ様,早速のコメントをありがとうございます。

>> ご家族の記念撮影,それもおめでたい記念日を主宰され,さぞご家族もお喜びでしょう。

いやはやどうも,お恥ずかしい限りです。
実は来年の春に長女が成人で,今回はその予行練習でした。子供達(2人姉妹)は「写真なんて嫌だー」と言い続けていたので嫌なら止めようと考えていたのですが,着物(といっても夏用の簡易版)を試着したら何だか急にしおらしくなり,順番にカメラに収まりました。私(男親)には理解できない何か不思議な感情が子供達に芽生えているのかと少し感慨深い思いです。

>> 懸念としては、なにぶんフールプルーフが皆無の機材ですので、常に失敗と隣り合わせであることですが、

確かにそうですね。いつも趣味の写真は駄目で元々と嘯いていますが,記念写真の場合そうも言ってられません。自分は「職人」になって写真撮影に専念するつもりですが,10年後に思い出すと大笑いの思い出になりそうで,それもまた楽しそうです。

心温まるコメントをいつもありがとうございます。

( )


投稿2706 | ■Re:2705 フラッシュ多灯撮影 れんずまにあ 2021/9/19(日)17:38 返事 / 削除

狸おやじ様もうご解決になったところで恐縮です。

ご家族の記念撮影,それもおめでたい記念日を主宰され,さぞご家族もお喜びでしょう。
日頃の機材が活かせる機会で,オーナー冥利につきるというもの。

> フラッシュ撮影をいろいろ試していて,中判テクニカルカメラ(レンズシャッター機)は日中シンクロのポートレート撮影に向いていることに気がつきました。

もともとテクニカルビューカメラはプロフェッショナルが記念撮影する用途がおおきな比重を占めるものでしょうから、ダウンサイズした中判機もおっしゃる通り適性が高いのでしょうね。

懸念としては、なにぶんフールプルーフが皆無の機材ですので、常に失敗と隣り合わせであることですが、日頃から使い慣れておられる貴兄なら、全く問題なかったと推察します。

従来はGW690やRB67が使われていたでしょうが、距離計連動テヒニカはそれに準じた高機能ですから使い勝手は問題ないでしょう。スーパーローレックスはピントグラスとの相性が、シートホルダーより劣りますが、距離計がそれを補ってテンポ良い撮影ができると想像します。

心温まるお話をありがとうございます。

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投稿2705 | ■Re:2704 フラッシュ多灯撮影 狸おやじ 2021/9/19(日)16:11 返事 / 削除

フラッシュ撮影をいろいろ試していて,中判テクニカルカメラ(レンズシャッター機)は日中シンクロのポートレート撮影に向いていることに気がつきました。

理由は,
1) シャッターのシンクロ速度が速い(最速1/500秒まで同期)ので,日中でも背景の光量を容易に落とせる。「ハイスピードシンクロ」(遅延発光)がほぼ不要で,フラッシュに機能的/電気的負荷が掛からない。(高価なHSSストロボを買わなくて済む。)
2) F値を絞り込む必要が無いので,中判用の焦点距離の長いレンズの特徴を生かしたなだらかなボケ(立体感)を背景に活かせる。
3) NDフィルター等の画質を劣化させる可能性がある減光装置もほぼ不要。

特に1と2はポートレートに有利です。これまでテクニカルカメラは風景写真向きだと思っていましたが,野外のポートレートにも向きそうです。これから少し追求していこうと考えています。

いろいろ貴重な情報をいただき有り難うございました。

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投稿2704 | ■Re:2634 フラッシュ多灯撮影 狸おやじ 2021/9/19(日)12:34 返事 / 削除

>> 家族(子供の成人式)の写真を撮ることを頼まれていて,フラッシュ撮影の方法を考えています。...

遅くなりましたが,以前皆様にご相談した上のフラッシュ撮影の件で,夏に子供が帰省した際に室内と野外で(来年の本番前の)予行練習をしました。結論から言うと,室内と野外でフラッシュ(1〜2灯)をリモートセンサーで外光オート制御で割と上手く撮影することができました(F=5.6~11,SS=1/30~1/500,ISO100)。

ご参考までに,使った機材のリストです:
カメラ:テヒニカ6x9,ベルビア100
レンズ:ジンマー105mm, F=5.6,ロテラー180mm, F=4.5
メインフラッシュ:パナソニックPE-36S(GN42/50mm)+リモートセンサーPE-12S+ラウンドフラッシュ(ImageVision)+ライトスタンド
スレーブフラッシュ:Neewer TT560(GN38)

ラウンドフラッシュは折畳み式のビューティーデッシュで,メインフラッシュに付けて主に人物の手前上方左/右から照射しました。メインフラッシュをリモートセンサケーブルでカメラ/レンズとシンクロ接続し,外光オート調光(+必要に応じてスレーブフラッシュ発光)。野外では背景光を基準にして少しアンダー気味(-1EV程)のF値とシャッタースピード(SS)を決め,F値をメインフラッシュに入力し,人物からの反射光で外光オート制御(センサー受光角20°)することで日中シンクロ撮影。SSを変更して背景(対人物)の光量バランスを調整。

撮影前に,デジタル一眼レフ(α7ii)にリモートセンサーを付けて光量バランスを確認した所,外光オートはかなり安定に動作していました。これならTTLやデジカメの試行錯誤に頼らなくても大丈夫そうです。ランウドフラッシュは(傘バウンスより)硬調ですが,適度なコントラストが出るので人物の撮影に向いていると思います。軽量コンパクト(直径45cm)なので野外でも使い易い。問題は室内でスレーブフラッシュ(1/4光量)を追加した時に少し不自然な影が出たこと。対策としてスレーブ用のディフューザー(ローグのフラッシュベンダー)を検討しています。

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投稿2701 | ■Re:2700 色の知覚について 狸おやじ 2021/7/25(日)13:16 返事 / 削除

日浦様,お返事をいただきありがとうございます。

> おっしゃるとおり錐体は単体で取り出すとおっしゃるように短波長に感度を持つようです.しかし眼球全体で考えると,水晶体が紫外線を遮断してしまいますので400nmより短波長域はほとんど見えません.

>> 説明には「赤錐体には青錐体より短波長側に第二の反応ピークがあるため、青より短波長の光に対しては、赤・青錐体に感度があり、緑錐体には感度がないという「紫」の視覚パターンを生じる。」とあります。
> この点は確かにおっしゃるとおりであるかと思います.水晶体で減衰するとはいえ,その減衰はすべての錐体に対して等しく関与しますから,非常に強度が高い400nm付近の光を見たときに,赤の錐体の応答が少し生じることで,若干赤っぽく見えることはあるのだろうと思います.xy色度図
https://ja.wikipedia.org/wiki/CIE_1931_色空間#/media/ファイル:CIE1931xy_blank.svg
を見ますと,スペクトル軌跡の青側の端が,ちょっと赤い方に曲がっていますが,それがおっしゃる現象に関係しているのだと思います.このxy色度図は可視光と定められた範囲しか塗られていませんが,紫外域までグラフを伸ばすと,この端の曲がったところがもう少し赤い方に巻き込んで,白色点から見ると紫の方に回り込んでいるのだろうと思われます.

良く分かりました。ありがとうございます。
確かに400~450nmの「単色の紫」は,目の感受性の限界に近い波長帯なのであまり重要ではないかもしれません。この波長帯の光は,人間の目の青錐体と(僅かに)赤錐体で感受する為,青と赤の合成色として認識しているようですね。

> フィルムやカメラではどうかと言うと,実際には非常に感度が低い領域の現象ですから,色再現の点では他の部分を合わせるほうが優先度が高く,実質的にはケアされていないのだろうと思います.

なる程,良く分かりました。フィルムでは,例えばフジのポジフィルム(ベルビア等)では単色の紫に対応した感色/発色層(青系色補正第6層)を青感光層の下に入れて赤末を含む紫の色再現(紫•マゼンタの色相忠実)を工夫しているようです(下の倉光他,p.15-16, 2003)。ただ,現在のデジタルセンサーや3色カラーフィルターでは,この様な試みはされていない(?)と思います。時間があれば太陽光をプリズム(又は微水滴)で分光し単色の紫の色再現性をデジカメとポジ/ネガフィルムで比較し,実際の分光スペクトル強度と比較検証してみたいと考えています。

まあ少し細かい話ですが,単色の紫を含む豊かな色再現性を実現する光学センサーができれば,1人の写真愛好者として嬉しく思います。もしこの拙文を読まれた光学企業の技術開発担当者がおられたら,検討していただけたら有り難く思います。

文献)
https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2019-10/d2a435c2e3c6481447ecdbc0c29d75f0/rd_report_ff_rd049_003.pdf

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投稿2700 | ■Re:2699 色の知覚について 日浦 2021/7/22(木)14:36 返事 / 削除

狸おやじさま 日浦です.

大変言葉足らずだったことに思い至りました.

> > XYZ等色関数のRの分光感度は2つの山を持っていますが,これは人間のL錐体が2つのピークを持つためではありません.L, M, S どの錐体も山は1つです.

この書き方がたいへん良くなかったように思います.おっしゃるとおり錐体は単体で取り出すとおっしゃるように短波長に感度を持つようです.しかし眼球全体で考えると,水晶体が紫外線を遮断してしまいますので400nmより短波長域はほとんど見えません.この点について文献がないかと探したところ
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cataract/28/1/28_08-006/_pdf
がありました.この文献の図1にあるように2歳でも450nmから透過率が下がり始め 400nm ではほぼ0になっており,よく知られているように加齢によって更に短波長ほど透過しなくなってしまいます.

錐体の感度のグラフにはいろいろありすぎて困るのですが,
https://ja.wikipedia.org/wiki/CIE_1931_色空間
の最初にあるような錐体感度のグラフは,ピークは1つです.このようなグラフは,水晶体など眼球全体としての分光感度と見るのが良いのだろうと思います(明示されていませんが).

わたしが前回,書いたのは,この事実(眼球全体として見ると,各錐体のピークは1つしかない)についてであります.また2つのピークを持つという論拠に
https://ja.wikipedia.org/wiki/CIE_1931_色空間#/media/ファイル:CIE_1931_XYZ_Color_Matching_Functions.svg
のような CIE1931 XYZ 等色関数のグラフが示されることがよくあるのですが,これは前述のように数学的処理の結果出来たもので,これはご理解いただいているようで大変失礼しました.

======

2つのピークは持たないとはいえ,錐体感度の比率は知覚される色の点で重要になるかと思います.

> 説明には「赤錐体には青錐体より短波長側に第二の反応ピークがあるため、青より短波長の光に対しては、赤・青錐体に感度があり、緑錐体には感度がないという「紫」の視覚パターンを生じる。」とあります。

この点は確かにおっしゃるとおりであるかと思います.水晶体で減衰するとはいえ,その減衰はすべての錐体に対して等しく関与しますから,非常に強度が高い400nm付近の光を見たときに,赤の錐体の応答が少し生じることで,若干赤っぽく見えることはあるのだろうと思います.xy色度図
https://ja.wikipedia.org/wiki/CIE_1931_色空間#/media/ファイル:CIE1931xy_blank.svg
を見ますと,スペクトル軌跡の青側の端が,ちょっと赤い方に曲がっていますが,それがおっしゃる現象に関係しているのだと思います.このxy色度図は可視光と定められた範囲しか塗られていませんが,紫外域までグラフを伸ばすと,この端の曲がったところがもう少し赤い方に巻き込んで,白色点から見ると紫の方に回り込んでいるのだろうと思われます.

フィルムやカメラではどうかと言うと,実際には非常に感度が低い領域の現象ですから,色再現の点では他の部分を合わせるほうが優先度が高く,実質的にはケアされていないのだろうと思います.

表示(再現)の観点では,上記のように,xy色度図を紫外線領域まで拡張したとき(非常に強い紫外線を見たとき:危険ですけど)に,スペクトル軌跡がどれぐらい外へ(下へ)行くのか,それとも内側へ(白色点のほうへ)巻き込んでくるのかにもよりますけど,わたしの想像では(また,以下のグラフからもわかるように)緑の感度がある程度ありますので,ある程度彩度が下がり,RGBの混色で表すことが出来る紫に来るんじゃないかという気はします.
https://ja.wikipedia.org/wiki/錐体細胞#/media/ファイル:Cone-response-en.png

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投稿2699 | ■Re:2697 色の知覚について 狸おやじ 2021/7/22(木)12:38 返事 / 削除

日浦様,コメントと解説をどうもありがとうございます。

> カメラを作る上では,錐体細胞と同じ感度分布のフィルタを作れば,人の視覚系の色の知覚の範囲をフルカバーするセンサが作れます.錐体細胞と同じ感度でなくても,XYZ 等色関数の3つの関数の線形結合で表されるような感度分布のフィルタが3つあれば,そこから一次変換でXYZ値が計算できます.センサを作る上では,フィルタを実際に製造する上での難しさはありますが,理論上,完全な色再現のカメラを作ることは可能です.

良く分かりました。色覚に個人差があるとどうなるかが少し気になりますが,標準的な色覚感度の3つの関数(それに対応したフィルター)があれば,その感度をもつ人にとって完璧な色再現のカメラができると思います。

> ただし再現となると話は別です.既に議論にあるように,カラーディスプレイの3つの原色をxy色度図上にプロットすると,そのディスプレイはその3点を結んだ三角形の内側しか色再現できませんので,曲線でできたxy色度図全体はどうやってもカバーできません.

これも良く分かりました。3原色の三角形の内側は再現できるが外側は再現できない。三角形の外側は対局点の値が負になり出力できない。

> XYZ等色関数のRの分光感度は2つの山を持っていますが,これは人間のL錐体が2つのピークを持つためではありません.L, M, S どの錐体も山は1つです.

ここがまだ完全には理解できておりません。
前回引用したWikipediaの人間の目のL錐体の吸収スペクトルの図は,400nm付近に2つ目のピークを示しています:
"https://ja.wikipedia.org/wiki/錐体細胞"

説明には「赤錐体には青錐体より短波長側に第二の反応ピークがあるため、青より短波長の光に対しては、赤・青錐体に感度があり、緑錐体には感度がないという「紫」の視覚パターンを生じる。」とあります。

この説明は10年程前に生物の研究者からも聞いたことがあり,その後も折につけ考えていました。これが今回の議論のベースになります。確かに「要出典」のコメントが入っていますが,L錐体の感度特性の図は他でも見たことがあり,S錐体より短波長側に小さなピークを持っていたと思います。これらの図とその解釈は間違っているのでしょうか?

> 大学の講義で色彩工学について,1&2コマぶんで話をしています.

そうですか。色彩工学ではありませんが,私も電磁放射の吸収と放出の仕組みの基礎について1-2コマ分の講義をしています。
電磁放射の基礎を高校で学んでいない学生が多い為,熱運動で放射(光)が励起される仕組みを説明するのに電磁誘導の話からする必要があり,少し苦労しています。まあ,若い学生さんに話をするのは楽しみでもありますが。

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投稿2697 | ■色の知覚について 日浦 2021/7/19(月)23:10 返事 / 削除

興味深く拝読しておりました.大学の講義で色彩工学について,1〜2コマぶんで話をしています.

まずよく誤解されていることなのですが,CIE1931 XYZ等色関数のRの分光感度は2つの山を持っていますが,これは人間のL錐体が2つのピークを持つためではありません.L, M, S どの錐体も山は1つです.ではなぜそんなことになっているのかというと,等色実験より得たCIE1931 RGB等色関数(負の値を持つ)を,負の値を持たない関数に変換する上でしかたなく生じたものなのです.数学的な変換の結果(関数全体が負の値にならないように変換した結果),生じているものだと考えてください.

ちなみに CIE 1931 RGB が負の値を持つことをもって,「人間の目には負の感度が・・」みたいなのも一時よく見ましたが,これも誤りです.等色実験の性質上どうしてもそうなってしまう(後述の,3原色ではどうやってもほとんどの単色光は再現できないことと表裏一体の関係にある)のですが,なかなかこれは文書で書くのが難しいですね..一度オンラインでトークしても良いですが..

カメラを作る上では,錐体細胞と同じ感度分布のフィルタを作れば,人の視覚系の色の知覚の範囲をフルカバーするセンサが作れます.錐体細胞と同じ感度でなくても,XYZ 等色関数の3つの関数の線形結合で表されるような感度分布のフィルタが3つあれば,そこから一次変換でXYZ値が計算できます.センサを作る上では,フィルタを実際に製造する上での難しさはありますが,理論上,完全な色再現のカメラを作ることは可能です.また,計測向けにそういうカメラもいくつかあります.XYZカメラや,2次元色彩輝度計と呼ばれています.または分光タイプのセンサで計測してからXYZ値を計算してもよいです(そのほうが工学的には安定なのでよく使われますが,フィルタの透過率で処理するか,計算時の各波長に対する重み付けで処理するかの違いでしかありません).

ただし再現となると話は別です.既に議論にあるように,カラーディスプレイの3つの原色をxy色度図上にプロットすると,そのディスプレイはその3点を結んだ三角形の内側しか色再現できませんので,曲線でできたxy色度図全体はどうやってもカバーできません.講義等で,僕がたとえ話として言うのは,「ロボットアームには6個のモーターがあって,手先の位置と姿勢を自由に決めることが出来る.でも,小さなロボットで100m先の物を掴むことはできない.「自由度が十分に備わっている」ということと「到達できる」ということは別.カラーディスプレイも同様で,3原色で任意の色を表現する自由度を有するが,非常に鮮やかな色には手が届かない」と説明しています.

色の再現を考えたとき,センシング,表示,知覚を分けて考える必要があります.一部,ごっちゃになっている気がしました.

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投稿2694 | ■Re:2693 紫色(波長400nm)のフィルム/デジタルカメラでの再現性。 狸おやじ 2021/7/17(土)18:23 返事 / 削除

efunon様,コメントいただき有難うございます。

>XY色度図の純紫軌跡部のお話ですね。
>詳しく調べるには三刺激値と色度図の関係を調べると良いと思います。

XY色度図やXYZ色度図は,人間の3錐体で見た光の見え方を,3つの成分系つまり「3つの光(RGB)の混合の度合い」で表現しています。

実際の光は連続的なスペクトル(γ線から電波まで連続的な波長変化に対する放射強度の空間分布が存在)なので,RGBの合成では表現出来ない部分がある。一番顕著な例は,Rより波長の長い赤外線やBより波長の短い紫外線ですが,この領域の光は我々の目に見えないので,あまり気にしなくてもよい。しかし,波長400nm付近の「単色の紫」は別で,この波長帯の光を人間の目は青錐体と赤錐体の両方で知覚する為「青と赤の合成色」という現実とは異なる光(色)として認識する。その為に色々厄介な問題が生じるという訳です。

人間の目の特殊な感受性に完璧に合わせて再現した画像(XYZ色度)は,人間の目で見る分(3錐体で認識する場合)には同じように見えますが,光の連続スペクトルを視覚できる生物(宇宙人?)や紫から紫外も見える昆虫類から見ると,元画像と全く違う画像に見えるはずです。

前回の投稿(2691-2692)では,現在の画像センサーや写真フィルムが人間の目の感受性からズレる部分がある為,復元された画像に色抜け(単色の紫)や色痩せが起きるという問題を指摘しました。ただ,紫が青になっても,多少虹の色調が冴えなくても大きな問題ではないのかもしれません。そう思われている方には,瑣末な事で騒ぎ立ててどうも済みません。

XYZ表色系の関連する情報サイト:
http://www.op.titech.ac.jp/lab/Take-Ishi/html/ki/hg/et/sb/trichro/trichro.html

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投稿2692 | ■Re:2691 紫色(波長400nm)のフィルム/デジタルカメラでの再現性。 狸おやじ 2021/7/11(日)10:08 返事 / 削除

それでもカラーフィルムでは,100年近い開発の歴史の中で「色再現性」に色々な工夫がされてきた。
リバーサルの場合,3原色(赤,緑,青)の感光材に加え,3-4層の薬剤を塗り重ねて色の情報を引き出し,3波長では捉えきれない色の再現を試みている。例えば,フジのベルビアの第6層青系色補正層(倉光他,Fig.10)は,青〜紫の色補正に対応しているようだ。
https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2019-10/d2a435c2e3c6481447ecdbc0c29d75f0/rd_report_ff_rd049_003.pdf

カラーリバーサルの色はデジタル画像と比べて濃厚と感じることがあるが,その理由は感色層の塗り重ねにあるのかもしれない。

一方のデジタルセンサーは,一般に3色フィルターを使って3原色の情報だけを抽出している。この場合,真の紫が抜けるだけでなく,赤と青の合成色の紫の再現性も乏しく,その問題がネット上(価格コム等)でも議論されている。

デジタルセンサーは高画素化が進み,中判以上のセンサーも販売される時代になった。しかし,色の扱いは依然として3原色が多い。そろそろ人間の色覚の呪縛から離れ,光自身がもつ豊富なスペクトル情報を抽出すべき時期ではなかろうか。

昔Sonyは4色のCMOSセンサーを販売したようだが,その後開発を止めてしまった。
デジタルセンサーで光の色のスペクトル情報を引き出すには,シグマのFoveonセンサー(深さ方向に素子を重ねる方式)が有利だと思う。Foveonは紫の再現性も高いようだ。今後,4-5色のCMOSセンサーや大型のFoveonセンサーの開発が進めば,色再現性が格段に良くなるような気(?)がする。

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投稿2691 | ■Re:2690 紫色(波長400nm)のフィルム/デジタルカメラでの再現性。 狸おやじ 2021/7/10(土)21:23 返事 / 削除

つまり,人間の目が「紫」と認識する光には2種類ある。
一つは波長400nm付近の真の紫色で,もう一つは青と赤の光を合わせた合成色。人間の目はその2つを区別できない。前者の例は,微水滴で分光された虹色の列で青より内側に現れる紫。後者の例は,紫陽花などに含まれるアントシアニン(赤と青の色素)を持つ花弁からの反射光に代表される合成色の紫。しかしこの2つの光は,もし400nmの光(真の紫色)を区別して見ることができる生物がいたら,違う色として認識されるはずだと思う。

カメラのイメージセンサー(又はカラーフィルム)は,人間の目の特性に合わせて「赤,緑,青」の三色フィルターを介して光を3原色に分解して受光センサーで光量を測定(又は3色に反応する感光材で光を受光)する。この測定情報に基づいて,液晶画面や感光紙に3色の空間分布を表現することでカラー画像を再現している。しかし,この場合,400nmの紫は弱い青色としてのみ記録され,紫(又は擬似的に補正するための赤)の情報が含まれていない。

目で見ると綺麗な虹をカメラで撮影すると,冴えない写真になる理由はここにある。青より波長の短い紫が再現されないだけでなく,それ以外の連続的な光のスペクトルも,3色フィルター(感光材)で3波長以外の情報を除去した結果,幅が細く色の乏しい「虹」になる。

つまり,目の認識の過程で,スペクトル->3色成分へ変換され情報の欠如が起きている。もちろん,人間の色覚が鈍感なのだから画像を目で見るだけなら欠如した情報で十分と言える。しかし,人間の色覚に合わせて擬似的に抽出した情報から元の画像を復元しようとすると,情報が欠如した場所で色が抜ける。これは美しく豊かな色再現という観点から考えると大きな問題だと思う。

皆さんはどう思いますか?

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投稿2690 | ■紫色(波長400nm)のフィルム/デジタルカメラでの再現性について。 狸おやじ 2021/7/10(土)21:05 返事 / 削除

昔から疑問に思っている紫色のフィルム/デジタルカメラでの再現性について,ここで問題提起させていただき,皆様のご意見やご批評をお聞きできればと思います。少し長くなると思いますが,ご容赦ください。

紫色(中心波長約400nm)は青色(460nm)と赤色(650nm)を合成した光と一般的に説明されている。しかし,これは物理的に考えて正しくない。波長の長い2つの光を合成しても波長の短い光にはならない。青と赤の合成色は,人間の目という感覚器を通して400nmの光を観察した時に認識される「偽」の色である。目の色覚細胞(錐体細胞)は,「赤,緑,青」の3色に中心感度を持つが,赤錐体が「赤」以外に「青」より波長の短い「紫」(波長400nm)の波長帯に2つ目の小さな感度のピークを持つために,400nm付近の光を青と赤の合成色として認識している。

https://ja.wikipedia.org/wiki/錐体細胞

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投稿2687 | ■Re:2686 れんずまにあ様コメントありがとうございます。 れんずまにあ 2021/6/16(水)00:43 返事 / 削除

カメ吉様、スーパーセミを頂けるとのこと、素晴らしいです。
やはり645スプリングの最高峰でしょう。
よい機会ですのでオーバーホールがてら出されるのは今後のことを考えても妥当かと。
私が先輩に借りたV型も、レンズはクリアで全体に綺麗だったのですが、距離計が狂って、
無限遠も出ておりませんでした。
スプリングカメラは定期的にチェックをしたほうがよいかもしれません。
拙宅にはスーパーセミはありませんが、6x9のスーパーイコンタも無限が出ておらず、
調整を目論んだまま面倒臭くて手をつけていません。
6x6のスーパーシックス はたまたまでしょうが大変良好で、調整された個体は高精度だと思います。
よき出会いがありますように。

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投稿2686 | ■Re:2683れんずまにあ様コメントありがとうございます。 カメ吉 2021/6/10(木)11:03 返事 / 削除

私は主に撮影してるのはデジカメでのネーチャー関係ですが、スプリングカメラに興味を持ってからはスナップや町の風景も撮りたくなりました。
暫くはマミヤとパールでの撮影となりますが、兄にちょっと話したらスーパーセミイコンタをくれるとの事。
が、しかし、長い事ほっぽり出しなのでカビ、クモリは必至で業者にお願いする事になるかも。
あ〜カメラ貧乏でいつまでもお金は貯まりません(笑)。

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投稿2684 | ■Re:遅くなりましたがアドバイスありがとうございます。 カメ吉 2021/6/10(木)09:58 返事 / 削除

スプリングカメラの事は初心者で色々と勉強になりました。
私は今保有してるのは国産品で買いやすいパール兇任垢、とても薄くコンパクでそこそこ気に入ってます。
「そこそこ」というのはちょっと安ぽい(笑)。
あとマミヤシックスオートマットというのも持ってますが大きく重いですね。
そいう意味でスーパーバルダックスは小さめで高級感もあって良いですね。

( スプリングカメラにはまってます。 )


投稿2683 | ■Re:2682 スーパーバルダックスが欲しいです。 れんずまにあ 2021/5/31(月)18:41 返事 / 削除

カメ吉様、日浦様、ちょっとヤフーでBaldaと入れると、単独距離計、前玉回転のモデルは出ていますが、距離計連動のスーパーは出ていませんね。これでもレンズは同クラスが付いていて楽しめるとは思いますが。
日本のクラシックカメラ を扱う店舗は少なくなりましたが、丹念に探されるしかないでしょう。

( )


投稿2682 | ■Re:2681 スーパーバルダックスが欲しいです。 日浦 2021/5/30(日)22:16 返事 / 削除

こんばんは、日浦です。スーパーバルダックスですが、確かに国内ではまず見かけませんね・・私は全部海外オークションで買ったのですが(ebay を黎明期?1998年からやっています)、今見てみたらebayでも売ってませんね・・・私はしばらく ebay の通知キーワード(super baldax が含まれる商品が出るとメールが来る)を設定していました。

値段はいろいろで,高いときは300ドル前後のときもあれば、レンズが暗くて状態そこそこなら100ユーロ、100ドル前後のものもあり、数が少ないこともあって相場らしいものがないというか、欲しい人が集まれば高くなるし、そうでなければ意外と安いときもあるという感じでした。

SuperBaldax 気に入っていますが、少々クセはありますし、好き嫌いは出るかも知れないと思います。お持ちのフジカ、マミヤ、パールも素晴らしいカメラですし、比べて、やっぱり、ということもあるかもしれません。一度試してみられる機会があればいいのですが。

( )


投稿2681 | ■スーパーバルダックスが欲しいです。 カメ吉 2021/5/30(日)21:45 返事 / 削除

最近スプリングカメラにはまっていてフジカスーパーシックス、マミヤシックスオートマット、パール兇隼ってます。
このサイト「Camera Graphic」で見たSuperBaldaxを見て一目惚れしました。
しかし捜してもどこにも売ってないようです。
私は裕福ではないのでもしあれば上記のカメラを手放しても欲しいです。
気長に待つしかないようですね。

( スプリングカメラにはまってます。 )


投稿2680 | ■ジャンクカラーネガをモノクロ現像してテストフィルムに れんずまにあ 2021/5/28(金)18:57 返事 / 削除

フィルム・現像料の高騰と種類削減に心と懐が痛むこの頃、安売り時に買い込んでいたコダックエクター100の120が、
裏紙数字の写り込みが起こり、本番には使い物にならない大ショック。
特に拡大率が大きな645だと目立ってしまいます。612で背景が明るいと気にならないのですが...
5本x5箱もあるんで頭抱えました。捨てようかとも思いましたが、テストフィルムとしてならまだ使いようがあります。
ただし120カラーネガ現像料が1本1300円で、カラーは諦めます。
友人がカラーネガを誤ってモノクロ現像されて、一応像は出るのは知っていました。

レンズのテストは、デジタルでステッチすると安上がりなのですが、ボディのテストはどうしてもフィルムを通さないとできません。
2本試しました。おおよその感触では、感度EI50、ミクロファイン24度10分でまあまあの濃度とコントラストになりそうです。
最初はアクロスと同様に6分半でやってみたら薄くて眠いネガになりましたので、いっそ10分でと。
もう少し詰めるべきでしょうが、作品用ではないのでコントラストは高いほうがよくわかります。

これでボディのシャッター幕ムラやバウンド、コマ間隔、絞り込み精度、速度のおおまかな比例関係などが確認できます。
キエフ60は結構精度が高いことが判明して嬉しかったりします。

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投稿2679 | ■Re:2678 デジタルと銀塩,ボケ方 狸おやじ 2021/5/16(日)12:21 返事 / 削除

ナースマン様
> 例えば、ロライコードのトリオター。開くと周辺は流れていますが、中心部は尖鋭。
その為画像に立体感が生まれる。

そうですね。
球面収差だけでなく,レンズ周辺の収差(非点,コマ,歪曲等)が目の特性に近い場合に「立体感」や「美しさ」を感じる場合があると思います。超広角レンズで周辺光量の低下がある画像に(中心フィルターやソフトで完全補正した画像より)感性が刺激されるのも,その一つの例だと思います。

人間の目(水晶体やガラス体)も球形や球面で構成されていて,球面収差他の収差がある。
目の構造や特性と近い特徴を持つレンズから得られる画像やボケに「美しさ」を感じるのは自然なことだと思います。逆に言うと,最新設計の非球面レンズから得られる詳細な画像に不自然さや違和感を感じるのも当然かも知れません。

> これに対して、デジタル。非球面や内部コートを多用、周辺部まで乱れが無い。
加えて高画素、私には画像が硬すぎる。
そんな関係で、ルミックスにライカレンズを付けることも多い。
エルマー付けたり、ズマリット付けたり、結構銀塩レンズ的画像ができる。

これは楽しそうですね。
私は趣味の写真を中判フィルムカメラに限定していますが,手軽にデジタルでオールドレンズを楽しむには35mm判がベストですね。ただ,値段が高騰してしまって狸おやじには手がでません。
中判デジタルで中判オールドレンズが使える日を心待ちにしています。

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投稿2678 | ■Re:2677 デジタルと銀塩,ボケ方 ナースマン 2021/5/15(土)12:24 返事 / 削除

狸おやじ様
> 今後自分が好きなレンズの収差データを集めながら,球面収差と「ボケ味」の関係を確かめていこうと思います。
私、収差データまでは及びません。あくまでもフィーリングの範疇です。
例えば、ロライコードのトリオター。開くと周辺は流れていますが、中心部は尖鋭。
その為画像に立体感が生まれる。
これに対してネッター。周辺部までなだらかにボケる。
テッサーもほぼなだらか。 但し、スーパー6のF2,8は開くと流石に周辺が流れる。
F3,5の方は、開いてもなだらか。
ゾナーも開くと周辺部は流れる。 私はこの変化が好きなんです。 
これに対して、デジタル。非球面や内部コートを多用、周辺部まで乱れが無い。
加えて高画素、私には画像が硬すぎる。
そんな関係で、ルミックスにライカレンズを付けることも多い。
エルマー付けたり、ズマリット付けたり、結構銀塩レンズ的画像ができる。

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