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投稿1080 | ■S2のピントの出し方 細川哲士 2007/3/27(火)17:31 |
S2はピントのあわない個体が多いようです。これはフォーカシンググラスをいじってもなおりません。でもご安心。簡単に直ります。ミラーの位置をもとに戻せばいいのです。 準備するもの:ねじ回し、ピンセット、1.5mm厚のモルトプレーン(キッチンスポンジをスライスしたものでもいい) あるといいもの:鼻紙、綿棒、溶剤、接着剤、割り箸、ガムテープ(必需品) 手順;1.フォーカシングフードをはずす(内部にもっと光をと)なお、グラスのパートには手をつけないこと 2.フィルムバックもはずす(軽いほうがいい)3.ヘリコイドをはずす 4.ミラーおさえ板の4本のネジのうち前の2本だけをはずす 5.後ろの2本はそこがヒンジになっているからはずさないで、ミラーおさえ板の前の部分を(車のボンネットをあけるように)手前に引き加減にうえにもちあげる。5.ミラーをはずすと、それまでミラーをおしあげてきてくれていたオレンジ色のモルトプレーンが3箇所にあるので、それらをガムテープで回収し、代替物をいれる。 コメント:おさえ板がヒンジになっていなかったり、ヒンジであることを知らずに作業をすると難工事になります。ひと手間をかけておいてくれた設計者の慧眼に脱帽です。よく見ると4本のネジのうちはずすべき前の2本とはちがって、うしろの2本はハズサナイデという頭の形をしていますね。それから観察してみると、ミラーの位置の精度を保障しているのはミラー保持板に4つ付いている1.5mm高のゴム製のスペイサーだとわかり、これがあるから作業はラフでいいことになるわけで、これまたニクイ仕掛け、あらためて脱帽です。 最初は英文のリペアマニュエルや不可逆に解剖中の個体を見ながら2時間もかかったのが、12台目は10分でできるように熟達しました。うちにはS2とS2Aがたまりにたまってそんな数になっていたわけですが、すべてだめになっていました。ところがD,S,C,EC,EC−TLでしたっけ、名前はおぼろげですが、それぞれ複数もっている古い他のブロニカはぜんぶ問題なしです。 ブロニカへの愛のために綴ったこの記事のために、無限の出ないブロニカが安く買えなくなってしまったらごめんなさい。 ( Compur-Leicaでスナップをとっているくクセ者です ) |
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