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投稿2061 | ■Re:2060 BRONICA ゆうれい 2017/6/12(月)20:41

れんずまにあ様

私の経験した限りではメンテナンスの良し悪しは複雑な機械程顕著に表れる様に思われます。
ブロニカS2等はその好例なのかもしれません。

以下経験談

一番沢山写真を撮っていた頃、120フィルムで200本少々/年 位だったでしょうか
約8割をS2 残り2割がSQ-Aでした。

すると2〜4年程でオーバーホールが必要と成りました。
症状は気温が10℃を下回る様になると、ミラー降下+ファインダー遮光幕動作の状態で停止。
ココンとショックを与えると動作、その後数回は動作しますが数カット後にまたジャム。
気温が上がればまた元通り。

この症状が現れると、かのイストさんに持込みオーバーホールをしていました。
オーバーホールから戻った直後はレリーズが恐ろしく軽くなっており、思わず暴発(笑)
慣れるれるまでどれだけコマを無駄したか?

今手元に有るS2はグレーと黒の各1台。
グレーの個体はオーバーホール直後に訳有って、職場の同僚に貸し出す事に成りましたが
暫くして彼は退職、音信不通と成りそのまま行方不明。
5〜6年?(もっとかな)経過した後やっと手元に戻って来ました。
もう何年も使われる事無く埃まみれの無残な姿でした。
丁寧に掃除をして動作確認をしたら恐ろしく動作が軽快で静かでした。
オーバーホール前は比較的普通だった筈です。

時期的に考えると、当時ブロニカの修理を担当されていたのは年配の職人さんで
その暫くあとで、完全に引退なされた筈です。
この職人さんが最後に丁寧な仕事をしてくれたのではと考えています。

また、たまたま偶然に中野の写真機居酒屋でカウンターの隣に居合わせたのが
その職人さんからブロニカ修理を引き継ぐ為に、指導を受けていた若い職人さんでした。
彼曰く、リペアーマニュアル等で通り一辺の修理では無くてなかなか苦労していると申されていました。

2年程前に黒のS2が例の症状と成り、オーバーホールに持込ましたが
ついぞ直らず、セカンドオピニオンのお世話になりました。

余りこの様な書き方をすると、営業妨害?とも成り兼ねませんし
偶々の一例に過ぎないのかもしれません。
その辺りはこれを読んだ方々の良心的な解釈にお任せ致すことにします。

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