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投稿2070 | ■Re:2069 テルカIII 日浦 2017/6/14(水)19:02 |
すみません.まだ書きかけなのですが,御覧頂いている,ということで現状までのテキストをアップしました. 少し写真を載せていますが,テルカは確かに,少し画角が広いようです.しかし画像から分析すると,エンサインのテッサーと 5% ぐらいしか変わりませんので,100mm ぐらいのようにも思えます.もうちょっとちゃんと評価せねばなりませんが..このレンズ,初期は4群4枚で,当初はメーカが1つ1つチャート撮影したものをカメラに添付して販売していたそうですが,途中からテッサー型になり,その添付もなくなりました.要するに,レンズにはかなり自信を持っていたようですが,ものの本によると初期の4群4枚の評判がよいようなので,そちらだと本当に95mmの焦点距離なのかもしれません. 試写結果ですが,いずれも F5.6 での結果です.拡大すると周辺部が割に甘いのですが,流れなどはない感じで使いやすいかと思います.ただしいくつか69判のテッサー型スプリングを使ってみた感じでは,(比較的新しい,大判用のレンズなどはいいのかもしれませんが,戦前から戦後すぐぐらいの設計の多くでは)69判ではさすがにちょっと苦しいのかな・・と思えることも多いです.フィルムの不動やレンズボードの並行性などいろんな不安要素があって断言しづらいのですが,要は「絞って使え」ということだろうとも思います. そんなこともあって,最近はテッサー型 F4.5 の世界も見てみたいなあ,とくにセミ判で,と,セミイコンタ(距離計がないもの.初期のタイプ)で 75mm F4.5 のついたものも入手し,試写待ちです.パールII の F4.5 のヘキサーも,この感じだと近々入手してしまうような感じがします笑. 69判で 100mm 以下というと,テッサー型のまま頑張るのか,他の形式に行くのかに分かれ道がありそうです.スプリングではありませんが,メダリストの 100mm(5枚玉)はさすがの性能です.また,ホースマンなどでも 90mm は F5.6 のオルソメター型になりますね.富士のGL/GWも,古くは100mmのテッサー型で,後に構成が変わり90mmになりました.やはりテッサー型のままではちょいと無理があるということかもしれません.69判ではありませんが,マキナの80mmなども40mm相当で使いやすく,このへんが新世代カメラらしいところですが,このころにはスプリング(蛇腹)カメラが減ってしまったのがほんとうに惜しいところです. テルカIIIは,説明に書いたように一眼距離計と多重露出防止を兼ね備えており,ファインダも割に見やすいのがもう1つの美点だと思います.ヘリコイド式で全群繰り出しでもあります.今回入手したテルカIIIは蛇腹が修理されていてちょっと厚みが増しており,たたんだときにフィルム面に接触する可能性があるのが惜しいところです. ( ) |
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