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投稿2132 | ■Re:2129 露出計 日浦 2017/9/13(水)22:53

露出計ですが,スポットメーターを持ち出すまでもない場合は,セコニックのツインメイト L-208 を使っています.L-208 はSPD式で感度が高いですし,入射光式と反射光式の切り替えができます.針式ですので直感的に扱えますし,なによりいろいろなシャッター速度と絞り値の組み合わせがずらりと並んで読めるのがこの手の露出計の良さですね.デジシックスも一覧できてよいのですが,個人的には針を合わせる L-208 のほうが頭を使うことなくさっと合わせられ,使いやすく感じています.ボタンを離すとその時点で針がしばらく静止するメモリ機能があるのもよいですし,針の触れ方を見ながら光源をさけつつ程々の明るさのところで止めるような使い方もできます.

その昔,コシナのVCメータを買ったのですが,これは定点合致式で,絞りとシャッター速度の組み合わせが一覧できないので非常に使いづらいものでした.ですので,以下のように改造・・というか,ちょっと工夫して使っていましたが,露出の記憶機能もなく使いづらいものでしたので早々に手放してしまいました.
http://nikomat.org/priv/camera/cosina/index.html

いざという時のスポットメーターとしてズームマスター L-508 も持っていますが,これもダイヤルで絞り値とシャッター速度の組み合わせを変えながら見る方式ですのでちょっと使いづらいです.

シックスチノも使っていました.電池が不要で便利でしたが,セレン式一般として,最も露出計が欲しくなる肝心の暗い環境に弱いのと,測光範囲が広くて空の明るさを拾いやすく,風景などではアンダーになりがちのように思いました.いずれにしても使いようなのですが,明らかにSPD式のほうが測光範囲が狭く,使いやすいと感じています.

スマートフォンの露出計アプリもいろいろあります.Android ですと,以下のものを使っています.
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/624623.html
これがよいのが,上に書いたように円盤が回転する方式で,絞り値とシャッター速度の組み合わせが一覧できる点.しかも針式のものと違い,ダイヤルが自動で回るので非常に便利です.入射光式としては,環境の明るさによって液晶画面の明るさを自動調節するためのセンサが液晶画面側にあり,それを用いています.また反射光式としては,カメラを動作させ,そのカメラがはじき出したEV値を使っています.問題はスマホによって良いものと悪いものがあり,液晶画面の明るさの調整要のセンサが何段階かの粗い値しか出さないために,細かな露出値が読めない端末があります.(そもそも環境光センサがない=画面の明るさの自動調整機能がないスマホもある).反射式はカメラを使うので大抵のスマホでOKですが,スマホ自身がシーンを解析して露出値を調整しているので,生の露出計というよりは,評価側光のようにシーンの構図や逆光等を自動補正した値になりがちです.ちゃんとしたスマホでしたら,結構正確な値が出るので悪くはありません.

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