モジュール式7セグ時計
ポイント- 7セグ表示モジュールを並べた時計
- 各ユニットでは部品点数をさらに削減
コンセプト
機械式の7セグメント表示ユニットをこれまでにいくつか作成し、結果として部品点数が少なく動作も軽いユニットにたどり着いた。そこで今回、そのユニットを利用した時計を作成した。ただし、ユニットそのものも小改良し、部品点数をさらに削減した。
従来のユニット(上図左)は前面パネルとサーボモーター保持部分がフレーム(青色部分)と別部品となっており、それらをネジで固定する必要があった。それに対し今回の新しいユニット(上図右)では、それらを一体化した。ただし単に部品同士をくっつけただけではない。急なオーバーハング部分があるとサポートが必要になるので、すべての部分に適度な傾斜を与えてサポート不要な形状となるよう新設計した。加えて、各セグメントを組み込める形状である必要がある。すこし知恵の輪的な動きが必要になるが、部品を無理なく組み込めるのを確認した。カムやセグメントの形状は従来どおりである。
ユニットがむき出しでも利用可能だが、セグメントの穴から向こう側が見えるので、背景によっては文字が見づらくなる。そこでリアカバーも作成した。底には micro:bit が収まるようになっていて、そのボタンで時刻合わせができる。以前の機械式7セグ時計では繰り上がりが機械連動式だったため機械的に時刻合わせをするようになっていたが、今回の時計では全てのユニットが個々のサーボモーターで絶対位置制御されるので、電子的に時刻合わせすることになる。 例によって3DデータとプログラムはThingiverseやinstructablesで公開している。