秋景

 

 

 

 


立てて乾燥させた藁は,西瓜栽培などに使われる
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コンバインは刈り取った稲から籾(もみ)を外し(脱穀),稲は普通細かく裁断してその場に捨てられる.
もちろん上の写真のように稲を利用する場合は,裁断しない設定も出来る.
コンバインの中に籾がいっぱいになる都度,籾トラに籾を移す.
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さっさと登校?確かに大事だけど.
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コンバインを巧みに操る女性
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籾を米と籾がらに分ける(籾すり.脱穀行程に含めることもある).籾がらがガウス関数のようだ
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観光用に,休耕田などを利用したコスモス畑があちこちで作られる
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もうすっかり涼しくなり,自転車でうろつくにはもってこいの季節になった.そこここで農機具の音ともみがらの香りが漂う.こんな田舎のいつもの風景がとても気に入っている.生まれたときからずっと変わらないこの風景が,もしかしたら,思ったよりすぐに変わり果ててしまわないか.そんな気がして,少し不安になった.

よく言われるように,小規模農家の農作業は高齢者頼みになっている.もちろん田んぼによっていろいろで,まさに家族総出で小学生までお手伝いに来ているようなところもあるが,主役はやはり,おっちゃん・おばちゃんだ.この写真からも,陰鬱な重労働の印象を受ける人がいるかもしれない.けれども実際に見ていると,やはり収穫の秋は喜びの秋のようだ.焦ることなくじっくりと,大事に収穫をすすめる人たちの変わらない営みを感じた.明日も感謝してご飯を食べよう.

Kodak Retina IIa, Rodenstock Retina-Heligon C 50mm F2
Fujifilm Neopan ACROS,シュテックラー改処方(中川式)

(upload : Oct., 2007.)