三十日

 

 

 


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今年もあとわずかとなった三十日.ときおり日光が差す暖かめの日に弟が遊びに来たので,近くの山寺に撮影にでかけた.さすがに新年を迎える準備に忙しい時期だからか,他に参拝者などもなく,大きめのカメラを持ってゆっくりと撮影することが出来た.

センチュリー・グラフィック23は,中判フィルム専用のいわゆるテクニカルカメラで,同ジャンルの金属製カメラであるホースマンやリンホフ等とは異なり,各部に樹脂を用いて作られている.しかし要所は金属でできており,やわなところもなく,むしろ素材の使い分けが上手いという印象で,ホースマンの 2/3 ぐらいの重量で軽快に撮影できる.今回は手持ち撮影であったためピントグラスは用いず,全て距離計で撮影したが,この場合(カメラ本体+レンズ+フィルムパック)だと1.6kg台で済むので十分手持ちに対応できる.フレームファインダーを内蔵しており,シフトだけであればピントグラスなしにもおおよそのフレーミングが出来る点も好ましい.

 

Graflex Century Graphic 23(距離計付き), Schneider Kreuznach Xenar 105mm F3.5
Fujifilm Neopan ACROS,シュテックラー改処方(中川式)

(upload : Dec., 2015.)