荒神祓

 

 

 


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秋祭りの時期になった。自宅周辺では、今も各戸を獅子舞がまわり、玄関先で舞う「荒神祓」が行われている。伝統を引き継ぎ守っていく伝承会のみなさんの熱意と努力に頭が下がる。最近は雨続きで、週明けも雨の予報だが、この土日はすっきり晴れ上がり、秋の澄んだ青空が広がった気持ちの良い気候だった。

Hanimex はオーストラリアの商社で、いろいろなメーカーからカメラの供給を受けて販売していた。この Hanimex 35 Micro Flash もそういうカメラの1つで、国内の SEDIC というメーカーが作ったものと言われており、日本国内でもビートルの愛称を添えて販売された。発売当時、世界最小のストロボ内蔵カメラであり、実際、その小ささには驚かされる。なにしろ大きなストロボ発光部と単4電池2本分の電池ボックスが付いて、オリンパスXAとほとんど大きさが変わらないのだ。重さも190gと、オリンパスXAやXA2を下回る(電池を抜いた状態)。また、シャッターが機械式(2速切り替え)で、電池がなくても動作するのが好ましい。この頃の自動露出カメラは測光素子にCdSを用いたものが多く、劣化による故障や誤差が生じてきているが、このカメラはその心配はない(手ブレ限界を知らせるためにCdSが搭載されているが、シャッターの動作には影響しない。)

前蓋がストロボごとガバっと上に開きおおげさな感じだが、使ってみると、スライド式のものに比べ軽く開閉でき、とても使いやすい。シャッターのタッチも軽く、ブレにくいように思われる。レンズには 32mm F2.8 という広角で明るいものが搭載されており、中心付近はシャープだが、ビハインドレンズシャッター方式で絞りもレンズ全体の後ろに搭載されているためか、絞り込んでも周辺の画質が改善しないのが唯一気になる点だ。

 

Hanimex 35 Micro Flash, 32mm F2.8
Fujifilm Neopan ACROS II,シュテックラー改処方(中川式)

(upload : Oct., 2024.)

 

 


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