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自宅のそばを通るＪＲ赤字ローカル線が約１年ほど前に電化された．阪神大震災のとき，神戸近辺で鉄道が麻痺し，その迂回路として活躍した（が，電化されていなかったために乗り入れは出来なかった）ということが大きな要因だったようだ．そして引き続き，レトロな駅舎も取り壊されモダンな？建築物に変わってしまった．

とはいえ線路はそのままだし，整備されたとはいえ従来の面影もわずかにではあるが残っている．最後の写真の，レールを流用して作られた柵は小さな頃よく遊び道具にしていたので懐かしいポイント．

電車は街を走っているものとさほど変わらないものだと思うけれど，デザインは横尾忠則によるもので，カラフルで奇抜なものだ（モノクロなので色はごらん頂けないが）．この電車は眼の絵が全体にちりばめられていて，最初見たときはちょっとぎょっとした．地元の子供らには専ら「目の電車」と言われている．

このカメラはメーリングリストの知人から譲って頂いたもの．駅周辺は試写にはもってこいだが，まだファインダの感覚がつかめていないので寄り切れていなかったり傾いていたりする．レンズもシャープで，ISO100 でも是非撮ってみたい．

Fujica GL690 Professional, FUJINON .SW S 65mm F5.6
Kodak T-MAX400，シュテックラー改処方（中川式）

(upload : Mar., 2006.)